江守の里 山車 令和三年 2021年
今年は例年行われていたお祭りも再開できると願い準備を進めてきました。しかし、昨年(令和2年)同様新型コロナウイルスは衰えるどころか感染拡大の傾向にあります。
終息の願いを込めて私たちなりの表現は出来ないものか試行錯誤して、流行り病は終息して欲しい思いは、遠い昔から変わらず、災いを払拭するために行ってきた、「福井祇園祭」まさしくそれにあたり、昨年製作した 隊列の先頭付近の千成瓢箪馬印山車の少し後方の人型人形馬印山車をモチーフにしてポージングはそのままに、内容を今の時代に反映した物を製作しました。
刀を持ったお侍さんが何者かを成敗しているように見受けられ図なので、このお侍をふくい祇園まつり行われている木田神社にある、清明神社に祭られている『安倍晴明』に見立てて、成敗されているのはどうしても倒して欲しい、新型コロナウイルス別名「コビット19」と言う醜い鬼を表して表現したものが、以上の様な形になりました。
やはり醜い鬼には、重罪人の様に背番号を背負ってもらって、一層おどろおどろしい形で、「コビット19」の19番を「拾玖番」と刻印を押した醜い鬼にしました。
『安倍晴明』は清楚な感じで凛々しい顔つきで、狩衣と言われる上着の文様には四神ををデザインした元なっています。
長年考慮してきた青森ねぶたで着色での技法のロウ付けを今回初めてトライしてみました。
例年行われてきた社南納涼祭を皮切りに江守の里夏祭りがなつの恒例行事であったが、今年はその流れも変えざる負えず、一等初めの社南納涼祭に代わる出展ができる機会が出来ました。それが社南の祭としてこの江守の里山車を今年の山車を含め過去の白虎や 龍も千成瓢箪馬印も勢ぞろいしてショッピングシティ『ベル』に出展する事が出来ました。関係各位様並びに携わって頂いたスタッフに大変感謝いたします。
この後、8月23日からハピリンとプリズム福井に祈願木のお書き処と一緒に展示されます。